皮膚科 DERMATOLOGY

こんな症状がある時に泌尿器科を受診しましょう。

  • 排尿障害・・・尿がでにくい、尿の勢いが弱い
  • 残尿感・・・排尿後に尿が残った感じがある
  • 尿勢減弱・・・尿の勢いが弱い
  • 尿線途絶・・・排尿の途中で尿が途切れる
  • 尿閉・・・尿がつまって出なくなる
  • 頻尿・・・排尿の回数が多い
  • 昼間頻尿・・・朝起きて寝るまでに8回以上排尿する
  • 夜間頻尿・・・夜寝てから朝起きるまでに2回以上排尿する
  • 血尿・・・赤い尿が出る、黒い尿が出るなど尿の色がおかしい
  • 排尿痛・・・尿をする時に痛み、不快感がある
  • 排膿・・・尿道の先から膿が出る
  • 尿意切迫感・・・急におしっこに行きたくなり我慢ができない
  • 切迫性尿失禁・・・尿意がありトイレに行くが途中で我慢できずに漏らしてしまう
  • 腹圧性尿失禁・・・走ったり、階段の上り下りをしたり、重いものを持ったりお腹に力が入った時に尿が漏れる
  • 検診で尿潜血、血尿を指摘された
  • 前立腺癌検診でPSAの異常を指摘された
  • 勃起が持続しない。勃起した時の硬さが不十分。
受診の際のお願い
泌尿器科ではまず初めに尿検査を行います。尿は各種検査に提出する可能性がありますので、多めに採尿してください(約100ml以上)。可能であれば来院前2時間は排尿しない状態でお越しください。

院内設備

超音波診断装置 超音波診断装置
腎臓・膀胱・前立腺の状態を把握する為の装置です。結石の有無、膀胱内の残尿量、前立腺の容積が計測できます。探触子を交換すれば前立腺組織の採取も可能です。
ウロマスター・ネオコントロール ウロマスター・ネオコントロール
頻尿・尿失禁の治療に使用します。最近増加している過活動膀胱による頻尿、切迫性尿失禁、くしゃみや咳きをした際に漏れる腹圧尿失禁の治療が可能です。
エックス線診断装置 エックス線診断装置
尿路結石の位置、大きさの確認・尿路造影検査・胸部レントゲンに使用します。
軟性膀胱鏡 軟性膀胱鏡
従来の硬性膀胱鏡とは異なり、非常に柔らかいため、痛みが少なく楽に膀胱鏡検査が行えます。

泌尿器科で診察する主な病気とその代表的な症状

前立腺肥大症

前立腺とは、男性の骨盤の一番奥に存在し、精液の一部をつくっている臓器です。膀胱の出口のところで、尿道を取り囲むように存在します。男性は50歳を過ぎると、加齢やホルモンバランスの崩れにより前立腺が腫れてくることがあり、この病気を前立腺肥大症といいます。前立腺が腫れてくることにより尿道を圧迫したり、膀胱を押し上げたりして様々な症状が出現します。

症状
排尿障害、残尿感、頻尿(昼間頻尿、夜間頻尿)尿勢減弱、尿線途絶
治療
まず内服薬による治療を行い、症状の改善が認められない場合は手術をおすすめします。手術の際にはご希望の提携医療機関をご紹介致します。
前立腺癌

前立腺癌は加齢とともにその発症率が上昇します。最近は急速に高齢化が進んでいますが、それに伴って前立腺癌の患者さんは急増しています。前立腺癌は日本の男性における癌死亡原因の4.2% を占めており、2009年時点で男性部位別悪性腫瘍死亡率の8位、2020年には肺癌に次いで男性癌の2位になると予測されています。最近ではPSA検診の普及により前立腺癌が発見されることが多くなりました。

症状
初期には症状はほとんどありません。進行してくると排尿障害、残尿感、頻尿など前立腺肥大症と同様の症状が出現し、転移などにより腰痛、骨折などの症状が出現する場合があります。
治療
前立腺癌は病気の広がり具合により治療法が変わってきます。手術療法、放射線療法、ホルモン療法などそれぞれの患者さんに合わせた治療法が選択できます。早期発見のために定期的にPSAをチェックしましょう。
膀胱癌

膀胱は、腎臓で作られた尿をためておく袋状の臓器です。膀胱の内側は移行上皮という粘膜で覆われており、この粘膜から発生した癌が膀胱癌です。肉眼的血尿がよくみられますが、膀胱炎や結石なども同じ症状を示すため鑑別が必要です。膀胱癌による血尿の特徴は結石などと異なり痛みを伴わないことと言われていますが、進行すると血塊や腫瘍塊のために排尿困難を起こしたり、頻尿や排尿痛などの膀胱炎症状を示す場合もあります。

症状
血尿(通常は痛みのない無症候性の血尿)
治療
癌の進行度、悪性度により様々な治療法があります。通常は内視鏡で切除し、癌の悪性度、根の深さを調べます。内視鏡での治療が可能なら内視鏡的に切除します。根の深い癌は内視鏡手術だけでは不十分なため膀胱全摘除術、放射線療法、抗癌剤治療が選択される場合があります。
神経因性膀胱

膀胱は尿を貯める「袋」であるとともに尿を押し出す「ポンプ」の役目があります。尿が膀胱に貯まると膀胱から脳に信号が送られます。その信号を受けて脳から膀胱、 骨盤の筋肉に排尿指令が伝わり排尿が始まります。脳から膀胱までの神経に障害が出ることにより排尿障害が出現し、この状態を神経因性膀胱といいます。

原因
脳梗塞、脳出血などの脳の障害、脊髄損傷、頚椎症などの脊髄の障害、糖尿病性神経症、腰椎椎間板ヘルニア、骨盤内手術などによる末梢神経障害などが原因になります。
症状
排尿障害、残尿感、尿失禁、尿閉など様々な症状が出現します。
治療
内服薬による治療。残尿が多い場合には自己導尿が必要となることがあります。
心因性頻尿

緊張した時や外出時、仕事中などにトイレが気になり何度もトイレに行く状態です。 何かに熱中した時や夜間寝ている時にはトイレには行きません。

症状
頻尿
過活動膀胱

過活動膀胱は「急に我慢できないような尿意が起こる(尿意切迫感)」、「トイレが近い(頻尿)」、「急にトイレに行きたくなり、我慢ができず尿が漏れてしまうことがある(切迫性尿失禁)」などの症状を示す病気です。

症状
尿意切迫感、頻尿、夜間頻尿、切迫性尿失禁
治療
内服薬(抗コリン剤、β3受容体刺激薬)、膀胱訓練などの生活療法、電気刺激療法、磁気刺激療法
腹圧性尿失禁

咳やくしゃみをした時、重いものを持った時、階段を昇り降りした時などお腹に力が入った時に尿が漏れる状態です。
女性、特に中高年の女性に多い疾患です。
原因としては加齢、肥満、妊娠、出産などにより骨盤底筋に緩みが生じ尿道をうまく締めれなくなり尿漏れを起こす状態です。

治療
内服薬、骨盤底筋体操、尿道を吊り上げる手術(TVT、TOT手術)
尿路結石

尿の通り道である腎盂、尿管、膀胱、尿道にできた結石を尿路結石と言います。
結石が腎盂内で形成され尿管に下降してきた際に尿路を塞ぎ、急激に腎盂が拡張するため疝痛発作と言われる激痛を生じます。
この激しい痛みが尿路結石の特徴ですが、その他の症状として血尿、側腹部痛、下腹部痛などがあります。
また、結石には細菌が付着していることが多く、腎盂腎炎を起こし38.0~40.0℃の発熱をきたすこともあります。
劇症化した場合には敗血症を起こし生命に危機を及ぼすことがあります。

症状
血尿、背部痛、発熱
治療
8mm以下の結石はほぼ自然に排石します。それ以上の大きさになると手術が必要となることがあります。手術療法としては体外から衝撃波を当て尿路内で結石を粉砕する体外衝撃波結石破砕術(ESWL)が多く行われています。結石の位置、大きさ、性状などによりESWLができない場合は内視鏡的治療(経尿道的結石破砕術、経皮的腎破砕術)が行われます。最近では開腹手術を行うことは少なくなっています。
膀胱炎

尿路感染症の一つである膀胱炎は、多くの女性が一生に一度はかかると言われるほど身近な病気です。若い女性はもちろん、中高年になるとホルモンの関係でよりリスクが高まります。ほとんどの場合大腸菌などの細菌が尿道から膀胱に入り炎症を引き起こすことが原因となります。水分をあまり取らない人や排尿を我慢する習慣がある人がなり易いと言われています。

症状
排尿痛、残尿感、血尿、頻尿、尿意切迫感
治療
治療の基本は水分を十分に取り、尿量を増やして膀胱内の細菌を洗い流すことです。膀胱炎になった際は一日に1500-2000mlの水分を取りましょう。また、膀胱炎の原因となっている細菌を尿培養検査で確認することが重要です。原因菌に感受性のある薬剤を内服することで早く治すことができます。
尿道炎(男性)

男性の尿道炎は性感染症に伴うものがほとんどです。膣内性交や口腔性交(フェラチオ)により菌が尿道内に侵入、定着し排尿痛、排膿などの症状が起こります。原因菌は淋菌とクラミジアが約8割を占めており、両者が同時感染することもよくあります。症状は原因となる菌により異なっています。

淋菌性尿道炎
症状が強く、潜伏期間が短いのが特徴です。性交渉の1-7日後に強い排尿痛と多量の膿性分泌物を排出します。淋菌は内服薬に対して耐性を獲得していることが多く注射による治療が主体になります。
クラミジア尿道炎
淋菌性尿道炎と違い症状が出ないことが多く、無症状の保菌者が多数います。症状が出現する場合でも潜伏期間が長く性交渉の1-4週間後に排尿痛や排膿が出現します。排尿痛はごく軽度で、痛みではなく尿道の不快感、掻痒感を訴えて来院される方がほとんどです。排膿も膿というよりは水っぽい分泌物を少量排出いるだけのことが多いようです。診断は尿中のクラミジア遺伝子を検出し確定します。治療は内服薬でほとんど治ります。

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